苦学の大学4年生。
学徒援護会でアルバイトを斡旋してもらい、
乾物屋の店員や
エアコン室外機の部品交換
などの仕事で学費や部活(剣道部)の活動費を稼ぐ。
その為、学校へ行くこともめっきり減り、
たまに、卒業研究の研究室に行ってみると、同級生が
「今日は期末試験だぞ。」と教えてくれた。

あわてて試験の教室へ向うが、出された問題は、1問も解けない。
「ま・まずい、これじゃ、卒業できない・・・。」

 すると、だいたい、ここで気が付く。

「今じゃ中小企業のおやじを やっているんだぞ。」

「就職も出来たんだぞ。」

「そうだ、無事に、卒業は出来たんだ。」

「大丈夫、これは夢だ。」

 と、目が覚めて、ほっとする。

と言う夢を70歳になった今でも何度も見る。