日本で一番最後までガラス温度計を製造していた三島の朝倉サーモメーターさんから自動化の相談が舞い込んできた。

 赤いアルコールが入ったガラス温度計は、ガスバーナーなどで加工するので寸法が微妙にバラつき、温度を示す位置もバラついていた。

 そこで現場では、温度計を20℃の恒温槽に漬け、それを女性作業員がアルコール端面位置に線を引き、その位置を、16区分の分類目盛りに当てて区分ごとに分類していた。

 区分毎に目盛り板が16種類あり、マッチした目盛り版と後工程で組み合わせることにより正確な温度を示せる製品にしていた。

 この分類作業の自動化を㈱オーテックメカニカルの芦沢社長(現会長)と組んで装置として完成させた。

 現在では、少々のことではそう感激もされなくなったが、分類精度・処理能力ともに効果が出たと、この自動化はリスペクトされ感激されたものだった。

私の記憶によれば、これが当社における、最初の仕事である。