従来のクローラーや車輪型ロボットでは不可能だった現場の点検を可能にしたヘビ型ロボット

要約

上記主題の様なロボットが電気通信大学と金沢大学の共同研究として2017年4月4日に発表されたようです。
地震大国である日本、2011年の東日本大震災の福島第一原子力発電所建屋爆発や2012年の笹子トンネルの天井板崩落事故など、瓦礫が積み重なって出来るような1m以上の段差のある従来のクローラーや車輪型ロボットでは不可能な現場でもヘビ型ロボットでは対応可能となります。
現在は、段差や階段を直線状にしか昇降できないそうですが、今後は螺旋階段の様な直線状でない段差も昇降できるように改良を進めていくそうです。また、ただ移動して映像を撮影するだけでなく、ヘビ型ロボットと同プログラム内で開発を進めている「ロボット・ハンド」と統合を行い、操作盤の操作や小物拾いなど災害時以外にも活用できる軽作業の実現を目指していくそうです。

 

感想

ヘビ型ロボットは、その線状の形状から瓦礫などの隙間を通ることが可能なので、様々な大学や研究機関で開発が進められています。
首記のヘビ型ロボットは内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導しているタフ・ロボティクス・チャレンジというプログラムで開発が進められていますが、昨年同プログラムに参加している電気通信大学や金沢大学とは別の複数の大学が共同で音声解析を重視したヘビ型ロボットを開発したそうです。こちらは瓦礫の中に埋もれてしまった人が助けを求める声を発しているのをリアルタイム音声処理で探し出し、音声解析技術で怪我の状態を確認できるそうです。
1mの段差を乗り越えられるヘビ型ロボット、音声解析技術により、要救助者を探索するヘビ型ロボット、何が起こるか分からない災害現場ではこれらのロボットを巧みに使い分けることによって、今までは
見つけられなかったあるいは、見つけるのに時間のかかった要救助者をより迅速に救出できるようになるでしょう。
現在、南海トラフ巨大地震、首都直下地震が起きると言われています。
特に首都直下地震では、東京には高層ビルが密集しており、耐震対策を行っていたとしても想定以上に大きな地震が来たら倒壊するかもしれません。一体どれほどの人が瓦礫に埋もれてしまうのでしょうか。
いずれにしても災害用ロボットの開発が急務であると考えます。
また、筆者の勝手な妄想ではありますが、瓦礫に何日間も埋もれてしまって栄養失調や脱水に陥る人もいるでしょう。
ヘビ型ロボットに「簡単な携行食や飲料」、「点滴パックと点滴用器具」などを搭載したらより助かる命が増えるのではないかと思います。