社長の雑言戯言4【転入生の女の子】
小学校5年生の時、東京都調布市国領町の学校に通っていました。
当時の調布と言えば、全くの田舎であり、冬には、ダルマストーブで、石炭だったかコークスだったかを燃やして暖を取りました。
ストーブの燃えカスや灰は学童達が平べったいバケツみたいな容器に回収し廃棄所に持っていき、井戸端でバケツを洗いました。
そうすると、井戸端には燃えカスが散らばってしまい、問題になり、学級会でどうしたら改善できるか話し合うことになりました。
なにぶん、田舎の学校だったので、出てくる意見はと言えば、「気を付けたらよいでーす。」とか「皆で注意し合えば良いでーす。」といった程度のものしか出てきません。
そんな中、都会から来た、一人の転入生の女の子が、「金網で四角く大きなザルを作ってそこでバケツを洗えば良いと思います。」という意見を言ったんですが、それを聞いて、子供ながらにすごく良い意見だなと感銘を受けました。
その時の転入生の女の子が、実は、当社の専務であり、私の奥さんなのです。