光る石で紫外線の強度を見てみた
新型コロナウイルスの感染のピークは過ぎたと言われますが、いまだに外出されるのを躊躇される方もいらっしゃると思います。
弊社のUV-C LED超高速除菌装置 PAKAクリーンは一般のお客様もそしてお店の方もみんなが少しでも安心・安全に社会活動を再開できるよう、そんな想いも込めて開発している商品なのです。試作機をいくつかのお店や施設で使用していただくデモを行い、アンケートをお願いしましたが、その中でよく聞かれたことが
効果が分かりにくい。や、中が見える様にしてほしい。など。
そうですよね~。分かります。そのお気持ち。
除菌て、目に見えないから効果が分かりにくいですよね。せめて除菌中に中が光っているのが確認できれば、除菌してるんだろうな~っていうの分かりますよね?でも弊社のPAKAクリーンで使用している深紫外線LEDとは、人の目には光っているように見えない光なんです。だから中を見える様にしても、光っているように見えない。もし、紫外線を用いた除菌器をご存じの方で、え?光るよ?光っているの見たことあるよ!って方がいらっしゃるのなら紫外線と一緒に目に見えるLEDを光らせて、紫外線が光っているように見せているだけです。
…そして、本題から少し外れてしまいますが、除菌装置を開発したから私たちだからこそ、ちゃんとお伝えしたいことがあります。
除菌しているところを目で見て確認したい!…分かります。
でも、
深紫外線は人体に良くないからね!直接肌に当てちゃだめだよ!見ちゃだめだよ!
マジで。
と、いう事。
昨今深紫外線が殺菌・滅菌効果が高いという事で、色々な除菌装置や消毒装置が開発されていますが、深紫外線はウイルスや菌のDNAを破壊することで、除菌を行うのですが、それと同様に、深紫外線は私たちに直接当たれば皮膚の細胞を壊す恐れがあり、それが原因で皮膚がんや白内障などの健康被害の恐れがあるのです。なので、弊社のPAKAクリーンは深紫外線が外に漏れないように安全に配慮した設計をしていますが、結構その構造でで大丈夫かな?これはちょっと危険だぞって商品が世間に溢れていて正直不安に思っている次第です。だから皆さま、
本当に本当にご注意ください。
さて、話は戻りますが、とはいってもPAKAクリーンの性能の良さをどうにかして目に見える形にしたい!と、考えました。除菌効果は専門の機関にお願いする他ないとして、目の前にある装置が強力な紫外線を出していること。これを何とか可視化できないか。色々考えてみました。
そんな中辿り着いた、とある情報
紫外線を当てると光る(蛍光する)鉱物があるらしい。
しかも短波長である深紫外線(UV-C)を当てるとその後もしばらく光っている(燐光)する鉱物があるらしい。
こ・れ・だ!
早速調べて手に入れました。カルサイトという石。
製品は最終調整中だったので、手元にあった試作機で早速確認してみました。
20秒後、パカっと開いたPAKAクリーンの中で
光ってた!
画像で分かりにくいかもしれませんが、ふたが開いたとき、真ん中でぼんやり青い蛍光を発していました!実際それを見たときはちょっと感動しましたよ!
で、その興奮を開発者の方々に伝えに行くと、製品を貸していただけたので、さっそく製品で実験!LEDの数が4倍になったのでもっと光るかな~と思ったら
もっと光ってた!
やはりPAKAクリーンはしっかりと深紫外線を中のものに照射してくれているようです。
ちなみに、他にもいくつか実験をしてみました。
実験その1
長波長の紫外線(UV-A)を使用しているジェルネイル用のライト
短波長の青い光と違い、ピンク色の蛍光を発していました。(波長が違うと光る色も変わってくるとのこと)ちなみにライトが消えた直後の燐光はなし。
実験その2
PAKAクリーンと同じボックス型の深紫外線除菌装置(LED1灯)
実際の製品と同じように除菌するものとLEDライトの距離と同じ10㎝離して照射。
…紫外線が当たっているはずなのに石が蛍光しません。もちろん燐光もなし。
念のため資料に写真を撮ったところ、あ、光ってる!肉眼では見えないけど、弱く光っていたようです。PAKAクリーンと比べると肉眼で確認できないほどの弱い光でした。まぁ、除菌時間が40分なので、長時間の照射で除菌効果を上げているのだと解釈をしておきましょう。
実験その3
ハンディ型の深紫外線除菌装置(LED2灯)
この石が3x5cmサイズの石なので、光を当てるのには問題ないですが、このサイズより大きいものを除菌するとなると時間がかかって大変そう…なんて感想を抱きつつ、先ほどの除菌装置が10㎝で石が肉眼で確認できるほど光らなかったので、だんだん距離を近くして照射。
10㎝ 蛍光無し。燐光無し。
8㎝ 蛍光ちょっとだけ。 燐光無し。
5㎝ 蛍光あり。 燐光…してる?目の残像?
3㎝ 蛍光あり。 燐光少しあり。
0㎝ 蛍光あり。 燐光あり。
PAKAクリーンのLEDライトと除菌面までの距離は約2.5㎝。なので、同じような蛍光が0~3㎝で見られたのかな?と感じました。
以上が実験結果となりました。蛍光する石は個体差があって光らなかったり、光り方も様々らしいのですが、同じ石を使って行った結果。
PAKAクリーンはめっちゃ深紫外線照射しているよ!
と、いうのお分かりいただけましたでしょうか?
深紫外線の除菌効果は色々な機関で調査され、実証されていますし、当社のPAKAクリーンの除菌効果も現在第三者機関に証明を依頼中です。
除菌効果の実証にはなりませんが、深紫外照射を目に見える様にし、少しでも皆様がPAKAクリーンの除菌効果をイメージする助けになれればと思い、この実験を行いました。(というか、何より私も見てみたかった)
最後になりますが、PAKAクリーン試作機と製品の光り方を撮影したものを並べた動画をご用意しました。ぜひご覧ください。
ね、光ってるでしょ!